深紫外線LED

医療

APPLICATION

こんな場面で深紫外線LED(DUV-LED)は
活躍できます

皮膚治療に

患者様の皮膚の健康のために

乾せんやアトピー性皮膚炎などの皮膚病の治療には、一般的に外用薬(塗り薬)や内用薬(飲み薬)などの医薬品が用いられます。しかしながら、患者様によっては、効果が不十分であったり、副作用が現れたりするなど、万能とはいえません。

一部の皮膚病では、特定波長の紫外線を照射することでも治癒効果が認められます。これまでにも紫外線水銀ランプを用いた医療機器が一部で実用化されていますが、小型・波長選択性・長寿命・低消費電力・水銀フリーといった特長を有する深紫外線LEDを採用することで、従来よりもはるかに小型で安全な機器が実現します。

医療の現場で

病院内のあらゆる空間をより清潔に

病院内では、感染症防止のため、待合室・病室・診療室・手術室などあらゆる空間を清潔に保たなければなりません。このために、フィルタ、薬品、紫外線水銀ランプなど、あらゆる手段が使われてきましたが、一長一短があり、特に、紫外線水銀ランプや薬品などは、サイズや安全性という観点から、使用が限られている部分がありました。小型で水銀フリーの深紫外線LEDは、より清潔な院内環境の実現に大きく貢献できます。

透析治療で

適切な治療に貢献する透析量モニタリング機能を実現

毎回の透析治療が透析量を確保できたかは、治療前後の採血で確認するのが一般的な方法です。
深紫外線LEDを用いた「DDM(透析量モニタ、Dialysis Dose Monitor)は、治療中に透析排液※1のUV吸光度変化率を連続的に測定することで透析量を算出し、グラフ表示します。これにより、毎日の治療で目標とする透析量を確保できているかを連続的に確認できます。
深紫外線LEDは、この光学測定にあたって、「小型・単一波長・任意の波長選択性」という特長を有します。
同様に、血液分析など医療分野における他の分析用途への応用も期待されています。

  • ※1 血液中の老廃物などを装置を通して透析液に移動させたもの

深紫外線LED
採用のメリット

小型・低消費電力・水銀フリーで
医療の安心に貢献します。

紫外線LEDは、小型・低消費電力・水銀フリーといった特長を持ち、
医療現場で安心して使用することができます
また、紫外線による浄化には、対象となる細菌に紫外線が照射されれば無害化できる、
細菌に耐性を作らないため薬品や熱に強い細菌も無害化できるといった利点もあります。
このほかにも、小型、単一波長、波長選択性、ON/OFFの切替容易性、光の指向性、長寿命、
低消費電力、水銀フリーなど、医療分野における分析にも有利な、
さまざまな特長を有しています。