日機装に入社した理由

“命を支える製品”を作る――
まさに理想的な会社でした。

中学生の時、大好きな祖母が病気で寝たきりになってしまったことをきっかけに、漠然と“命を支える仕事”がしたいと思い始めました。その後、高校では細胞や再生医療に興味をもち、大学は生命工学部を選択し、講義では医療機器について勉強するなど、だんだんと自分の進みたい道がはっきりとしてきました。

そのため、就職活動にあたっても「命を支える医療機器の設計ができる会社」に就職することを目標に、医療機器メーカーをあたりました。そんな折、合同説明会に参加していた時におもしろそうだなと思ったのが、日機装でした。特に、トップシェアを誇る日機装の透析装置は命を支える重要な製品であり、クオリティ・オブ・ライフ(QOL)に関わる装置であることから、私にとって日機装はまさに理想的な会社でした。

また、人事部の方が「誰もが知る大きな会社ではないが、大きくないからこそさまざまなことに挑戦できる」と熱く語ってくださったこと、工場見学で先輩社員とお話した際の雰囲気の良さが後押しし、「ここなら楽しく働けそう」と思い、入社を決めました。

私の仕事

透析患者様の血液量の変化を観察する
「BV計」を開発しています。

私の部署では、透析用監視装置のモニタ関連を設計・開発しており、そのなかで私は「ブラッドボリューム(BV)計」の新機能の開発や改良を担っています。BVとは「循環血液量」と訳されるもので、いわば血管内の血液量のことです。つまりBV計は、透析患者様の血液量の変化を観察し、循環血液量の低下によって血圧低下を起こさないかを監視するために使われます。

しかし、循環血液量は刻々と変化しているうえに個人差もあり、測定自体がとても難しいものです。いくら自分が“ベスト”と考えて設計し、市場に出ても、それが必ず評価されるわけではありません。常に患者さんや医療機関の方々のことを考えて、どうすれば最も現場に即した安全性の高い製品ができるのかを追求しなくてはなりません。とても難しい仕事ですが、だからこそ挑戦のしがいがありますし、喜んでいただけた時の喜びは大きいです。

日機装の魅力

みんなが主役として働ける環境です。

自分がやりたいことを提案できる、というのが日機装の魅力の一つです。だから、みんな「自分のやる気次第で会社は動かすこともできる!」という主体性をもっているのです。また、ほかにない機能や安全性をなによりも重視して作り上げる風土がありますし、セミナーや研修などにも積極的に参加させてくれるなど学びたいという気持ちがあれば、どんどんその機会を与えてくれます。

さらに、オフが充実している人が多いのも日機装の自慢です。かくいう私も、休日には洋服やアクセサリー、さらにはガラスの加工品などを製作しています(つくづく、ものづくりが好きなんだなと自己分析しています)。今は自分のために作るだけですが、もっともっとスキルアップしてハンドメイドのイベントに出展するのが目標です!