Environment 環境

環境への取り組み

日機装は、「いのち」と「環境」を原点に、独創的な技術で、世界に貢献することをめざして企業活動を進めています。いま世界は、自然との調和を求め、 「持続可能な発展」を図る社会への転換期にあります。日機装は、この方向に役立つ技術、製品、サービスを提供し、社会とともに成長をめざします。

この目標実現に向けて、日機装は、「環境理念」と「行動指針」からなる「日機装環境宣言」を1998年に発表し、循環型社会に貢献する企業としての第一歩を踏み出しました。
4項目からなる行動指針では、環境配慮型の製品開発、生産から流通、廃棄にいたるまでの各プロセスにおける廃棄物や汚染物質の最少化、環境管理レベルの向上に加えて、社員の環境教育の徹底を挙げ、社会の一員として環境保全に努力することの重要性を説いています。

Social 社会

お客様への取り組み

日機装は、お客様の課題と真摯に向き合い、問題解決に必要なあらゆる技術を提供することで、お客様から選ばれ続ける企業となることをめざしています。各専門領域の世界のトッププレーヤーたちから信頼される製品・サービスを安定して供給することが使命である日機装にとって、「品質」は生命線であると考えています。さらに、品質に加え、コスト、納期を含めたQCD(Quality Cost Delivery)向上についてグループ全体で取り組んでいます。

多様性の確保への取り組み

日機装は、グループ内の異なる経験、技能、属性を反映した多様な視点や価値観の存在が持続的成長を達成する強みになるとの認識のもと、性別・国籍を問わず、多様な人材が適材適所で活躍することができるよう、環境の構築に努めています。

<女性活躍推進の取り組み>

日機装では、女性従業員が仕事と子育てを両立し、能力を十分発揮することができるよう育児休業制度や時短勤務制度、フレックスタイム制の導入など、法律が求めている以上の仕組み・制度を整えています。くわえて、育児休職者のスムーズな職場復帰を支援するために、復職前面談を実施しています。
2021年度末の女性従業員数は前期比で1名減少し、女性従業員比率は26%となりました。
また、2021年度末の女性管理職比率は前期比で0.2ポイント低下し、4.4%となりました。総合職に占める女性の割合が低いことや将来の女性管理職層の母数が少ないことなどを課題と認識しております。
2019年4月1日から女性活躍推進法・次世代育成支援対策推進法を合わせた新たな行動計画を立案し、新卒採用における女性総合職の採用促進および女性従業員のキャリア形成支援体制の構築等を進めております。
行動目標として「新卒総合職採用における女性の割合を20%以上とすること」、「男女ともに育児や介護と仕事を両立できる職場環境の整備」の二つを掲げ、積極的に女性活躍を推進してまいります。

<グローバル人材の活用と育成>

日機装は近年、海外における事業拡大とそれに伴う海外拠点が増大しています。2020年度末における海外売上高比率は61%、海外従業員比率も70%となっており、国内と海外をつなぐグローバル人材は必要不可欠となっております。そのため、優秀な人材であれば、国籍を問わず積極的に採用を実施しています。また、若手従業員の海外拠点への派遣などを実施し、グループ間の人材交流を図っています。
このような取り組みを通じて、世界中のお客様に最適なソリューションを提案できるグローバルな視野を持った人材の育成を図っています。

地域社会への取り組み

日機装は、企業は単独では成立せず、地域社会などとの協働、共存によって成立するものと考えています。そのため、生産・技術開発拠点を配する金沢・東村山・静岡などを中心に、地元に根付いた地域貢献活動や各種の支援活動を展開しています。

Governance ガバナンス

コーポレート・ガバナンスへの取り組み

日機装は、コーポレート・ガバナンス体制を強化し、意思決定の透明性、公正性を確保するとともに、迅速・果断な意思決定ができるよう努めてきました。また、社会の一員として健全な社会倫理・価値観を共有し、ステークホルダーとの良好な関係構築に努めると同時に、ほかにない技術の提供を通じて人々の暮らしの根幹分野で創造的な貢献を果たすことを経営理念とし、持続的な成長と中長期的な企業価値向上をめざしています。