「32万人のいのち」の重み
人工透析患者の方々や救急・外科患者の方々など
患者様にとっての快適な医療環境をめざす日機装の事業
日機装は、1969年に国産第一号となる人工透析装置の開発に成功しました。それから約50年にわたり、人工透析装置のパイオニアとして、国内32万人の人工透析患者様を支える透析医療の発展とともに歩んできました。そして現在では、日本にとどまらず中国や東南アジア、欧米諸国など世界各地に向けて事業を展開しています。透析治療は、暮らしのなかの短くない時間を費やし、そして一生涯続けていくものです。日機装は、人工透析装置や消耗品の改良、さらには救急分野、外科領域などの新分野まで、患者の皆様にとっての快適な医療環境の実現に貢献し続けています。
独自技術が活きる場所
血液透析治療を支える「透析装置」
血液透析治療――いわゆる“人工透析”を受ける慢性腎不全の患者数は増え続けており、国内だけで32万人を超え、また、海外でも欧米に加えて中国やインドなどの新興国においても患者数が増えています。血液透析とは、血液をいったん体の外に出し、ダイアライザー(人工腎臓)にある透析膜を通して血液中の老廃物と余分な水分を取り除き、きれいになった血液を体の中に戻す治療法です。一般的には、週に3回通院し、1回に4時間かけて行います。