エネルギーの
供給を支える
エネルギー資源小国 日本の
生命線である
「資源供給」を支える日機装の技術
インダストリアル事業では、天然ガスの採掘、液化天然ガス(LNG)の輸送、石油化学プラントなどで活躍するポンプ・システムを手がけています。高温、高圧、極低温といった過酷な環境においても安定した性能を発揮するためには、高い技術力と品質が問われます。日機装は、1953年の創業以来、独創的なアイデアと卓越した技術力で世界各地に向けて数多くのポンプ・システムを納めてきました。そして現在は、上流から下流まで幅広いラインアップをもつ“世界有数のポンプ・システムメーカー”としてグローバルに事業を展開しています。
独自技術が活きる場所
-162℃の極低温下で活躍する
「ポンプ」
火力発電の燃料として多く使われている天然ガスは、化石燃料のなかでも特に環境性に優れ、供給の安定性も高いことが特徴で、今や不可欠なエネルギー源となっています。天然ガスは、中東やロシア、アフリカ、アジアなど世界各地で産出され、需要地へと輸送されます。天然ガスは、常温かつ常圧の環境下では気体ですが、-162℃まで冷却すると「液化天然ガス(LNG)」と呼ばれる液体になり、容積が約600分の1まで小さくなります。この特性を活かし、パイプラインでは輸送できない地域でもタンカーによって大量の液化天然ガスを輸送しています。しかし、-162℃という極低温のLNGを移送するポンプを作り上げるには高度なノウハウが必要です。日機装は、その高い技術と知見によって、天然ガスのサプライチェーンにおけるさまざまな工程を支えています。