メディカル事業
設計
機械工学専攻
2009年度入社
10年以上にわたって
“透析装置のコア技術”となるような
次世代の技術を作りたい。
日機装に入社した理由
世界で十分に通用する高い技術力と
市場シェアをもっていることに惹かれました。
大学時代、心不全に陥った心臓のポンプ機能を助けて全身に血液を循環させる「補助人工心臓」の研究に携わっていたこともあり、就職活動中は医療分野、とくに人工臓器の分野に的を絞っていました。そのなかで日機装は、透析業界でトップシェアをもっていること、さらにまだ世界的にも珍しい人工膵臓装置を手がけていることを知り、興味がわきました。
そして企業研究を進めるうちに、自社で設計開発から製造、販売、メンテンナンスまでを一貫して行っていること、メディカル事業以外にも、インダストリアル事業、精密機器事業、航空宇宙事業と幅広い事業を展開していること、さらにそれぞれの事業分野において世界に通用する高い技術力と市場シェアをもっていることがわかり、ここならば常に新しいチャレンジができる環境だと思いました。加えて、海外でも豊富な実績をもっている“グローバル企業”であるということも入社を決めた理由です。
私の仕事
「次世代型の透析装置」の開発プロジェクトで
コア技術の設計開発を進めています。
私が所属する部署では、今後の日機装の透析装置を担う「次世代型の透析装置」の開発を進めています。そのなかで私は機械設計を担当しており、コア技術になる部分の設計開発を進めています。上司からは自由な発想や意見を求められることも多い反面、自主的に提案していく姿勢も求められています。
設計という仕事は時に難しさをともなうことがあり、うまくいかないことも多くあります。例えば、機構部の駆動源選定を行う際に念入りに理論値を求めても、実際の実測値とは乖離が生じて想定どおりに動作していないといったことがあります。そんな時、自分の経験不足や力不足を痛感し、仕事の難しさを感じます。その一方で、自分が設計した装置がお客様から「とても使いやすい、楽になった」「すべての装置に採用したい」などのお言葉をいただけた時には、大きなやりがいを感じます。事実、お客様のところを訪問した際に、よく「日機装の装置は使いやすい」と言われます。日機装の装置がこのような高評価をいただける原動力は、まさに“若手が活躍できる環境がある”ことだと思います。とくに技術部は若手社員を積極的にプロジェクトの中核として登用してくれますし、上司は若手の意見を尊重してくれます。だからこそ私たち若手社員は、常識にとらわれない柔軟な発想で“独創的な仕事”ができていると感じます。
今後の目標、将来の夢
目標は「透析装置のコア技術」を作ること。
そのために常にアンテナを張り巡らせています。
目標は「今後10年以上引き継がれるような透析装置のコア技術を作ること」です。そのためには現場の意見を大切にするとともに、装置・治療方法を十分に理解する一方、常に新たな発想で装置設計と向かい合わなければなりません。
そのため、新しい技術や装置に活かせるものはないか、新しい機構や考え方に活かせるものはないかと、常に新しいものに興味をもつようにしています。休日も、趣味であるスノーボードの最新の道具をじっくり調べたり、新しい車が発売されたら試乗してみたり、量販店に行って最新の電化製品の仕組みを調べたり…とアンテナを張り巡らせています。