社会への取り組み
(人材)
- ダイバーシティと
インクルージョン
ダイバシティとインクルージョンの取り組み
日機装グループの人的資本の強化
日機装グループが持続的な成長を実現していくうえで、人的資本の強化は重要な課題です。日機装はその強化策として、「人材の育成」と「人材が活躍できる環境整備」の2本柱で、人材活躍の最大化に取り組んでいます。
組織やプロジェクトを牽引する中核人材や、「技術の日機装」の根幹を支える専門人材を育成するとともに、適正な評価・処遇、人材配置や女性活躍の推進を通じて、人材の強化を行います。あわせて、働き方の最適化や働きやすい職場づくり、そして従業員の安全と健康への取り組みを強化することで、従業員が活き活きと働きがいを感じ、人材が最大限に活躍できる環境整備を進めています。

多様性の取り組み
人材の多様性を推進すると共にあらゆる人材が仕事に参画する機会を創出し、それぞれの個性やスキル、経験が認められ活かされる職場づくりを目指しています。現在は、女性活躍推進や、従業員の仕事と育児・介護の両立支援、高齢者雇用、障がい者雇用、専門知識をもった人材の国籍を問わない採用などに取り組んでいます。今後は、男女などの性差に関係なく誰もが能力を発揮できる風土を醸成し、また個人のスキルアップをサポートすることで、新たな価値創造の実現につなげていきます。
一般事業主行動計画(次世代法・女性活躍推進法 一体型)
日機装では、女性従業員がその能力を十分発揮することができるよう、女性活躍推進法・次世代育成支援対策推進法を合わせた新たな行動計画を立案し、女性従業員の採用を進めると共に、女性従業員が仕事と育児や介護を両立できるよう支援体制の構築を進めています。行動目標の実現に向け、今後も女性活躍の促進をはじめ、多様な人材が適材適所で活躍できる環境の構築に努めていきます。
仕事と育児の両立支援
日機装では、仕事と育児の両立支援のため、法令に則った対応のほか、子の看護休暇や育児のための勤務支援において法令を上回る制度を設けています。また、育児休業の取得促進のため会社メッセージを社内に発信するとともに、役職者を対象とした育児休業制度説明会の実施や育児休業を取得した男性従業員のインタビュー記事を社内に配信するなどし、男女を問わずに育児休業を取得しやすい職場環境を目指し取り組んでいます。
現在、男性の育児休業取得率は世間水準を大きく上回っております。
今後も引き続き様々な取組みを行ない、従業員が仕事と育児を両立できるよう支援していきます。
障がい者雇用
日機装ではさまざまな背景や個性・価値観を持った従業員がその能力を最大限に発揮し、いきいきと活躍できるような職場環境を目指しています。その1つとして、障がい者の雇用推進や職域拡大に積極的に取組んでいます。
障がい者の雇用推進や職域拡大の取り組みとして、日機装の国内グループ会社を含めた「障がい者雇用連絡会」を定期的に開催し、国内各拠点における障がい者の採用活動や職域拡大の取り組み、継続雇用のための面談の実施状況を共有し、その改善に向けた取り組みにつなげています。
今後も、障がい者のそれぞれの特性を生かした業務の切り出しから就業環境の整備を含めて、長く働くことができる環境整備を進めていきます。
働きやすい職場環境の整備
ハラスメント研修
当社グループは、管理職を含む、すべての従業員が、正しい知識を持つことで、早期発見や予防につなげることを目的としたハラスメント研修を行います。この研修は、職場のいじめやハラスメントについて具体的な実例をもとに学びます。また、外部専門機関に相談できる窓口も設けています。こうした取り組みを通じて、従業員の一人ひとりが活き活きと働きがいを感じる職場づくりを進めています。
同一労働同一賃金-法令順守
従業員が持てる力を最大限発揮できるよう、法令に基づきながら、従業員の賃金や手当、労働条件などの合理的な待遇をおこないます。報酬体系において、男女間の不合理な待遇格差の無い、同一労働同一賃金の法令を遵守しており、仮に不合理な待遇の格差がある場合は是正に取り組みます。
従業員エンゲージメント
経営と従業員の労使交渉
日機装は、労働条件について、従業員代表と経営層とが協 議、交渉する機会を毎年設けており、必要に応じて協議を重ね、相互の理解を経て合意にいたるプロセスを取っておりま す。今年も、賃金や人事制度、過重労働時間の削減、福利厚生について等の労使交渉を実施しました。
経営トップと話す仕組み
社長が従業員と直接対話する、「社長と語る会」を本社、 各製作所で開催しています。社長が経営に関する考えを語ったり、共通のテーマに沿って意見交換したりすることで、社 長と従業員の相互理解を深める機会としています。トップマ ネジメントと従業員が直接対話できる機会は、形式は変化しているものの、創業者の音桂二郎の頃から続いている当社の 文化の一つとなっています。