薬液・酸素注入装置
薬液注入装置は、ボイラプラントの水質を最適な状態に維持・管理するために、各種薬液を注入する装置です。
ボイラプラントでは、系統内の腐食を最小化し、プラントの安全性を高めるために、各種薬液を注入して水質を調整します。
酸素注入装置は、ボイラプラントの酸素濃度を最適な状態に維持・管理するために、酸素を注入する装置です。
酸素ガスを直接注入する方式と酸素水を注入する方式があります。
当社製品では、プラント水質に合わせて薬液量は信頼性の高い制御容量ポンプ、酸素量はコントロールバルブを用いて自動制御します。
特長
- 試料採取装置と併用することにより、水質調整を自動化することが可能です。通常運転時のみならず、運転員の負担が大きいプラントの起動/停止時の水質調整を自動化することが可能です。
- オプションの薬品自動溶解装置や希釈装置を使用することにより、危険な薬品を人手を介することなく溶解・希釈することができます。
注入薬品例
- アンモニア(pH調整による腐食対策)
- ヒドラジン(脱酸素剤)
- りん酸塩(pH調整による腐食対策)
- 亜鉛(原子力発電所における被曝低減対策)
- 酸素ガス(腐食対策)
- 硫酸第一鉄(復水器の腐食対策)
- その他 各種薬品に対応いたします。
マーケット
- 火力発電所
- 原子力発電所
- 石油化学プラント
設計上の配慮
薬液注入ポンプには、高揚程と高い吐出精度が要求されるため、当社製の信頼性の高いポンプを採用しています。また、操作性やメンテナンス性、耐食性を考慮した設計となっています。