試料採取装置
サンプル水を安全に減温・減圧化し、水質分析計へ導入
試料採取装置とは、ボイラプラントの各系統より抽出したサンプル水を、減圧、冷却、流量調整、恒温化したのち、水質分析計などへ供給する装置です。さらに水質分析計を組み込むことで、プラント各系統の水質監視を行う機能を有します。 当社製品では、高温高圧のサンプル水を、独自ノウハウにより適切かつ安全に減温、減圧、定流量化、恒温化し、各水質分析計に導入いたします。また、水質分析計には、目的水質に合わせた分析計を多種使用しております。
特長
- ボイラプラントの水質監視を自動化することができます。通常運転時、プラント起動時・停止時などのプラント工程と協調を図り、各機器をシーケンシャルに動作させることが可能です。
- 薬液注入装置を併用することにより、プラントの水質調整を自動化することが可能です。通常運転時のみならず、運転員の負担が大きいプラントの起動/停止時においても水質調整を自動化することが可能です。
主な導入先
- 火力発電所
- 原子力発電所
- 地熱発電所
設計上の配慮
試料採取装置は、高温・高圧の試料水を取り扱うため、機能面のみならず安全面にも特別の配慮が必要です。プラントの起動停止の増加に伴う熱疲労をはじめ、さまざまな疲労現象が予想されますが、これらの現象に十分耐えられるような、配管ルーティング、接続方法、材質選定などを行っています。また、プラント起動時から最大負荷時の広い圧力範囲にわたって一定流量の試料水を採取できるよう、各種機器の構造や配管方法にも、それぞれ工夫を施しています。
製品一覧
地熱蒸気オンラインモニタ
地熱蒸気オンラインモニタは、地熱発電所の主蒸気の水質およびガス量をオンライン測定する装置です。
地熱発電とは、火山活動などの熱エネルギーによって生じた地下の水蒸気を利用して、タービンを駆動し発電するものです。化石燃料を使わないクリーンエネルギーであるため、地球温暖化防止に貢献できる発電方式として将来性が期待されています。現在、全世界ではおよそ300ユニット(888万kW)の地熱発電所が稼働中です。
地熱発電とは、火山活動などの熱エネルギーによって生じた地下の水蒸気を利用して、タービンを駆動し発電するものです。化石燃料を使わないクリーンエネルギーであるため、地球温暖化防止に貢献できる発電方式として将来性が期待されています。現在、全世界ではおよそ300ユニット(888万kW)の地熱発電所が稼働中です。
主な特長
- プラント管理に必要な6項目を測定します。
- シリカ濃度
- 塩化物イオン濃度
- 非凝縮性ガス濃度
- pH
- 電気伝導率
- 酸導電率
- 無人運転可能です。
- サンプル水中の硫化水素を自動で除去します。
- サンプル水中の炭酸ガス(二酸化炭素)を自動で除去します。
- 月1回の保守を除きメンテナンスフリーです。